
「安曇野アートライン」とは、本州中央に聳える日本の屋根・北アルプスの麓に広がる“安曇野"に点在する、美術館約20館をラインで結んだものです。ここで云う安曇野とは安曇野市から白馬村まで約50kmの地域をさします。これだけの地域に約20館もの美術館が立ち並ぶのは、全国でも珍しい、いや世界でも珍しい美術館密集地です。まさに美術館の里、と呼ぶのに相応しい景観を形作っています。
その上、ただ美術館が多くあると云うことだけでなく、個々の美術館がきわめて個性的であることと同時に、美術館を取り巻く自然環境・景観が、アートそのものになっていることが何よりの特長です。
まず、厳しく鋭く雄大で、時には神秘的ですらある北アルプス連峰の眺望を目の前にできることです。一方、安曇野の扇状地の里風景は、北アルプスの厳しさに比べ、明るく穏やかで優しい表情を持ち、人々をゆったりとなごませてくれます。清流と爽やかな空気と溢れるばかりの緑がここにあります。
美術館を見て歩くことは楽しいことです。しかしその美術館が豊かな自然の中に佇んでいることは、それと同じくらい楽しいことです。美術館を一歩出ても、地域全体がアートである贅沢をここでは味わうことができます。
各館の魅力につきましては、ここから先の各館のホームページを通し、是非ゆっくりご覧頂頂きたいと思います。たぶんあなたのお好みの美術館のいくつかに出会えることと思います。
ところでこの「安曇野アートライン」は、安曇野アートライン推進協議会のもとで運営されています。安曇野運営推進協議会は安曇野の美術館16館とその所在する6市町村で構成され、平成10年に発足しました。今年で7年目を迎えます。この間、安曇野アートラインマップの発行、安曇野アートラインポスター大賞展の実施、国内移動展「安曇野美術館紀行展」の実施、安曇野サマースクールおよびシンポジウムの開催、共通割引券の発行等、地域における芸術環境づくりの推進とともに、利用者の利便を図るための努力を続けてきました。今後もさらに魅力ある美術館の里づくり、環境づくりに邁進するつもりでいます。
最後になりましたが、安曇野アートラインでは皆様のお越しを心からお待ち申し上げています。と同時にご来館の節は、皆様のご意見、ご感想をお聞かせくださいますよう合わせてお願い申し上げます。
安曇野アートライン推進協議会 会長 平林明人[松川村長]