北アルプス展望美術館(池田町立美術館)
北アルプス展望美術館(池田町立美術館)

北アルプス展望美術館(池田町立美術館) 0261-62-6600

北アルプス展望美術館は、正面に北アルプス連峰と安曇野の広大なパノラマを一望できる丘のうえにあります。「息をのむほど美しい」といわれる日本有数のこの景観のなか、モティーフやテーマに沿った秀作を常設展示。趣向を凝らした企画展も随時開催しています。

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   美術館日記

新池田学問所「続・美術塾」第六回

 3月27日(月)10:00より、池田町生涯学習講座新池田学問所「続・美術塾」を開催しました。

六回目、最終回となる本日は、近代西洋美術史の講座と、展示構成のワークショップを行いました。美術史は、ワークショップに関連するところという事で、印象派の登場までをざっと見渡しました。

ワークショップは、現在開催中の「没後30年 小島孝子展」において展示している作品のアートカードを用いて、まずは制作年順に並べていただきました。

が。

これがなかなか難しいのです。なぜなら、作風が変化しているためです。

「初期の頃は、素直なんじゃない?」

「ものづくりは練度により丁寧になるけれど、絵画はしっかりの方と省略の方といらっしゃるわね」

さすが、美術塾の皆さん。ポイントをおさえた見方により、作品を並べていきます。

さらに、ご自身だったら、どのように展示を構成するかも考えていただきました。最初に最晩年を紹介する方、最後に母を描いた作品群をもってきて象徴とする方、様々でした。

その後、展示室に移動し、作品と展示構成をみていただきました。皆さんの言葉です。

「実際の作品は、アートカードと違うわね」

「今までは、ただ提供されるままにみていたけれど、そこには、みせる側の意図があって構成されているのだと気付きました」

大変に嬉しいご意見です。

 「知識や他人の解釈ではなく、自分の目で見て、自らの心で捉え鑑賞する」点は、この講座のキモです。事前に予習しても、実際に作品を目にした自身の「体験」によって得る印象や感想を大切にしていただきたいと望んでいます。

本講座が、より一層作品鑑賞を楽しんでいただく一助となりましたら幸いです。受講生の皆さん、半年間ありがとうございました。