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2008年01月03日
2006年09月01日
“私は、私自身が美しいと感じたものを描く”
本来、植物たちに口は無いので彼らの声を耳で聞くことはかなわない。
しかしそれだけで、彼らに意思が無いと言い切ることが出来るのだろうか。
花、果実、花器、机、…そこに静かに並ぶ数々の生命。
体温や脳が無くとも、一定の条件下で種子から種子へ命を繋いでいく植物。
そんな彼らを育てた土から生まれ、再び彼らを守り続ける冷たい花器。
そしてその植物から育った花や果実、そこから生み出された机。
神の手によって生まれ、人の手を介して更に生まれ変わっても生き続る『生命の輝き』。
植物が大きく移り変わる春〜初夏、ジャンセン氏の眼を通して語られた密やかな声をどうぞお聴き逃し無く。
『生命の輝き』…ジャンセンは、華やかな舞台で観客から拍手を浴びる彼らだけを視つめてはいない。なぜならそれは彼女達の人生の中ではほんの一瞬のことであり、それが彼女たち自身のすべてではないと感じているからだ。彼女たちの本当の美しさは着飾ることや晴れやかな舞台で踊ることなどではなく、幼い頃から様々なものを犠牲として積み重ねてゆく日々のレッスン、その息遣い、吐息、そこに生まれる葛藤/孤独/想い…、輝く日々の儚さである。
植物も彼女達も同じ、そこに言葉は無くとも生命の輝きそのものの美しさを持っている。
ジャンセン氏の踊り子がなぜ人気を呼ぶのか。その答えはあなた自身感じ、確かめてください。
美術館というのはどうも堅苦しい気がする、鑑賞の仕方も作品の良さもさっぱりわからない…といった美術に対するイメージをほんの少しでも払拭すべく、この夏は前年に豊科近代美術館さんで開催いただいた研修会を基に『鑑賞のワークショップ』を開催します。
ジャンセン氏は『難しいことは重要ではない(受け手が)感じることがすべてだ』とおっしゃっています。けれど『この"感じる"というのはそもそも何なのか?』を、改めて皆さんと考えたいと思うのです。
鑑賞において正解というものは本来存在しません。しかし他者の視点を知ることでまた違ったものが観えてくることがあります。そこで今回は『ARTってこんなに面白かったのか!』だけではなく『2人なら面白みも2倍なんだ!』といったことなども同時に知っていただく機会となったら嬉しいなと思っています。ご興味をお持ちくださいました方は、お誘い合わせの上ぜひご参加ください。