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2006年10月04日
ベルナール・ビュフェは1928年(ジャンセンより遅れること8年)フランスに生まれ、1999年の今日71歳で逝去しました。
ジャンセン氏とビュフェ氏は実は非常に親しい間柄でした。
あのときジャンセン氏は長年の友が選んだ死に深く深く打ちのめされ、彼の心情やご家族の不安を想うと何一つ出来ない私たちでさえ、いてもたってもいられないものでした。
けれど、やはりそんな彼を支えたのはやはり『描く』という想い。
アルメニア大虐殺を体験した彼の『自分はそれを生涯の中で絶対に描くのだ、描かなくてはならないのだ』というまっすぐで強い心の叫び…。
それから数年後、フランスとアルメニアではそれぞれに『虐殺展』が開かれ、長蛇の列をつくり、その軌跡と表現世界を讃えられ、ジャンセン氏はフランスの国家勲章(かのナポレオンがつくったレジオン・ド・ヌール勲章)とアルメニア国家勲章(カラヤン/シラク大統領に次いで3人目)を受賞したのです。
人は
痛みを知っているから優しくもなれ、苦しみを知っているから歓びもあるのだと
光と翳の詩人ジャン・ジャンセンはいつも無言で語ってくださっているように感じています…。
ビュフェ美術館さんが静岡にあります。
安曇野の地から、ビュフェ氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。