西丸震哉記念館
西丸震哉記念館

西丸震哉記念館 0261-22-1436

文明社会の行く末に警鐘を鳴らし、人間にとって「確かに在るもの」という原始感覚を呼び覚ますことを説いた探検家・食生態学者西丸震哉の記念館です。

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   美術館日記

SPP唐花見湿原掘削調査

掘削風景
掘削風景

稜線地すべり箇所と唐花見湿原で成因解説する植木教授
稜線地すべり箇所と唐花見湿原で成因解説する植木教授

ソバ蒔き中の八坂中学生に作業の無事終了を伝える
ソバ蒔き中の八坂中学生に作業の無事終了を伝える

 西丸震哉記念館が実施機関としてSPP(サイエンス・パートナーシップ・プログラム)に採択された「八坂にはどうして人がすめるのか?:活断層と地すべりの恵み」の分析試料として重要な、唐花見湿原の掘削調査を実施しました。7月24日(木)は、地元連携機関の八坂中学校の「そば蒔き」の行事と合わせて計画され、終了後に希望する中学生の見学も予定していました。当日、9時から15時までの作業で、長野県から許可いただいた地表下5mまでの直径6cmのコア採取を無事完了しました。下部には厚い粘土層が観察され、大峰-鷹狩山の主稜線の地すべりでできた凹地での湖成層としての成り立ちが推察されます。予定では9月12日、八坂中学の理科室をお借りした実習での火山灰のなどの観察から、湿原形成の年代に直接つながる証拠が得られるか楽しみです。個人的には、3万年前の姶良丹沢テフラ(AT)の火山ガラス(泡型)が観察できたらと思います。

 SPPの講義は、座学として地学の基礎や八坂の大地のなりたちを、2回杉原が担当し、7月18日(金)には台風による順延で限られた時間ながら、千葉科学大学危機管理学部植木岳雪教授が地元での学生時代からの野外調査の体験や唐花見湿原の成因を、生き生きと話された。参加中学生が目を輝かせて聞き入り、その後、大峰溶結凝灰岩の標本を各自持ち帰っていたのが印象的でした。ということで次回の理科室での植木教授による実習も楽しみです。