
田淵行男(1905-1989)は、日本のネイチャーフォトのパイオニアとして偉大な業績を残しました。その活動範囲は山岳写真から生態写真に及び、今なお、自然写真分野における巨人として、高い評価とともに顕彰されています。
安曇野出身の中島泰樹氏(1953 ~ )は、野鳥を中心に動植物の生態を追うカメラマンです。安曇野豊科の白鳥湖に飛来するコハクチョウの撮影を20年以上にわたり行い、越冬する水鳥たちの生態から、変わりゆく安曇野の自然環境を見つめ続けています。
コハクチョウは冬の風物詩として安曇野に定着しました。彼らを観察・撮影するために、毎年、多くの観光客が当地を訪れています。その一方で、自然への人の関与、農作物への影響、観光誘客による経済効果など、さまざまな論点からの賛否が存在することも事実です。とかく彼らの美しさや愛らしさばかりに目が行きがちですが、写真展を通して、彼らを取り巻く安曇野の自然景観や自然環境、そして彼らが発する自然からのメッセージを少しでも感じていただければ幸いです。
会期 平成20年2月26日(火)~3月9日(日)
展示内容 中島泰樹氏の安曇野に飛来するコハクチョウの写真約40点