安曇野市豊科近代美術館
安曇野市豊科近代美術館

安曇野市豊科近代美術館 0263-73-5638

日本の近代彫刻の巨匠、高田博厚の彫刻作品と、森鴎外ゆかりの画家、宮芳平の絵画作品を常設展示しています。四季咲きのバラを中心とした美術館庭園では、四季折々の散策をお楽しみ頂けます。

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   美術館日記

展示作品の紹介 出倉誠一「工・人」

作家が自分の手で一から作ったかなづち。
作家が自分の手で一から作ったかなづち。

今も使える、昔ながらの道具たち。
今も使える、昔ながらの道具たち。

開催中の企画展「イロ・モノノハコニワ」の展示作品の中から、これから少しずつ作品の紹介をしたいと思います。今回は出倉誠一さんの「工・人」。

小さなかなづちが鉄の額に入れて飾られています。となりのモニター画面には、それを作る過程が映し出されています。その前の床には鍛冶屋が使うような道具が置かれています。

モニターの映像を見ればわかりますが、実は、このかなづち、床に置いてある道具で作家が一から作ったもの。「かなづちで釘を打つ」たったそれだけのことを、かなづちを作ることからやってみた・・・その「行為」が、この作品です。

身のまわりの「あたりまえ」のモノやコトを見直し、自分の手で一から作ってみる。誰もやらないそういうことを敢えてやってみる。その行為から、人は何を感じ、思うのでしょう。

見る人は、壁にぽつんと展示されている小さなかなづちから、いろいろなことを感じたり、考えさせられたりします。